Voices

社員紹介

常に農家視点に立ち、最前線で報道する

農政経済部・記者

2020年5月 公開

 
 当社を志望したのは、「農村の魅力を発信する仕事」と「書く仕事」に関心があったから。現在は、全国最大の青果・花き市場である大田市場にある大田記者会(記者クラブ)で、野菜の流通分野を担当しています。日々の入荷や相場の動向、スーパーや飲食店に商材を売り込む産地の戦略などを取材します。市場担当は、「産地・卸・小売り」と川上から川下に至る全ての業態に関わります。「トマトってこんなに高かったっけ?」「レタスの売り場がずいぶん広いな」など、消費者がスーパーで見る光景の裏側をいち早く知ることができます。農家にとって重要な情報が何かを考え、取材しています。

―――いままでどんな仕事をしてきましたか?

□1~3年目:東京:編集局 農政経済部
 東日本大震災による農作物の風評被害払拭を応援する人々や、「和食」の世界無形文化遺産登録に向けた政府の取り組みなどを取材。市場の花きを担当したときは、「フラワーバレンタイン」や「日持ち保証販売」など、新たな需要開拓の仕掛けを追う取材に力を入れました。

□4~8年目:広島(中国四国支所):編集担当
 中国地方は、高齢・過疎など日本が抱える課題を先取りした地域です。営農には不利な中山間地で農地や集落の営みを守ろうと知恵を絞る、多くの農家に出会いました。
 特に印象に残っているのは、「原爆投下70年」の企画です。多くの働き手を失った広島県の村で、「日本三大漬け菜」と呼ばれる広島菜の産地を守り続けた人々の姿を伝えました。平成の時代に中国地方で発展した「集落営農」の歴史と今を伝える長期連載にも挑戦。関心あるテーマに腰を据えて取り組み、企画や構成、表現の力を磨きました。

□9年目~現在:東京:編集局 農政経済部
 2019年2月から半年間、農政クラブ(農林水産省内の記者クラブ)に所属しました。感染拡大が深刻化していた豚熱や担い手への農地集積に関する法律改正など、農政の重要課題を担当しました。

―――特に印象深かった取材は?
 支所赴任時代の、水害で水路が壊れた地域への取材です。「水路が壊れ、困っている」という農家の声を聞き、現場へ向かいました。「農家が減っていて、改修費を負担しきれない」、「このままでは農業を続けていくのが難しい」といった農家の悩みに耳を傾け、差し迫った窮状を報道しました。数か月後、行政による改修費用の全面負担が決定。農家からは「問題提起してくれ、行政が動いた。営農継続にめどがついたよ」と連絡をいただき、農家の役に立つやりがいを感じるとともに、新聞報道の力を実感しました。

―――求められる力は?
 取材の際は、どんな相手にも謙虚に接する姿勢を大切にしています。一方で、相手の話を理解し、納得できるまで遠慮せずに質問をぶつける度胸、粘り強さが求められます。

【1日のスケジュール】
7時   起床。子どもの着替えや食事。日本農業新聞や他紙に目を通す
10時   大田記者会に出社。その日の相場や入荷状況、店頭での売り方について、せり人やスーパーのバイヤーに取材
13時   休憩
14時   原稿執筆
16時   新型コロナウイルスの影響で相場が低迷する品目を抱える産地、飲食店など取引先の注文が減った仲卸に、対策を取材
18時   翌日付の紙面のゲラをチェック。翌日の取材先、内容などを確認
20時   帰宅

農を基軸に取材分野は幅広く

2009年度入社

農政経済部・記者

2018年8月 公開


 農産物の大幅な自由化につながるTPPや日欧EPAの取材のほか、米国との貿易協議も大きな取材テーマになっています。日米の動向に注目が集まる中、ワシントンDCやニューヨークに出張し、閣僚級貿易協議(FFR)、日米首脳会談などを取材しました。
 大手メディアの記者は人数が多い分、仕事の担当やその中での役割分担は細分化されているところも多いです。それに対し、日本農業新聞の記者は取材先や取材方法などで個人の自由度が高い。他社との競争もある中で苦労も多いですが、注目度が高い分、記事も大きく扱われます。若いうちからそういった取材のチャンスにも恵まれます。
 転勤で地方の農業・農村を感じることができるのも魅力です。地方に行って気づくのは農業・農村の多種多様な姿です。地方都市の均一化が進むなか、地方・農村の多様性と課題に直接触れる機会が多いのは、農業新聞ならではです。
 海外から地方まで取材できる幅は広く、個人の裁量も大きいですが、それでいて「農家のための情報」を追うという使命はぶれずに仕事に取り組める環境は魅力的です。


【入社から現在まで】
□1~5年目:編集局 農政経済部
日本農業新聞創刊85周年キャンペーンチームに配属され、農業政策から国会の動き、JAグループの役割など、農業政策に関わるさまざまな立場の人に取材する機会に恵まれました。若いうちに様々な立ち位置を学んだことが、その後の支所での取材に役立ちました。

□5~9年目:北海道支所:編集担当
半分以上の期間、酪農を担当し、日豪EPA、TPPなど北海道農業を支える品目の貿易自由化に揺れる現場の声を取材しました。牛乳・乳製品の生産から流通を支える指定生乳生産者団体制度の見直しも、実際の生産現場から取材しました。
また、観測史上初めて3つの台風が北海道に上陸した年を経験。全国でも自然災害が少ないと言われていた北海道が甚大な被害に見舞われるなか、被害取材を通じて、全国的な災害対策の重要性を学びました。
 
□9年目~現在:編集局 農政経済部
国会を担当しています。貿易交渉などの担当になり、TPPや日米貿易協定交渉などを中心に取材しています。

農業・農村の「今」を報道したい

中国四国支所・記者

2020年4月 公開

 中国地方を担当する記者をしています。これまで取材したテーマは、「西日本豪雨からの復興」「物流危機」「昭和の果実、再注目」など。中国地方は中山間地域が多く、条件不利地での農業や暮らしを余儀なくされています。高齢化率も高く、買い物難民や交通弱者、物流危機など、農村や農業現場は様々な課題を抱えています。それらの課題や、解決に向けた新しい取り組みを取材し、伝えています。
 大学時代に農村でボランティア活動を体験し、農村を盛り上げたいと感じたことが当社を志望したきっかけです。大学の研究室でも農業に関わるテーマを扱いました。新聞業界を志望していたわけではなく、農業に関わる企業や団体を志望していました。最終的に、新聞を通じて発信することが楽しそうだと感じ、当社に決めました。

―――いままでどんな仕事をしてきましたか?

□1~4年目:編集局 農政経済部
 流通経済グループの畜産分野の流通や輸出入を担当。市場関係者や食品メーカーなど流通業者から、生産者や農水省など幅広い相手を取材しました。主な取材テーマは農畜産物の有利販売方法や、貿易協定による国産への影響など。若いうちから色々なことに挑戦させてくれる職場で、オーストラリアなど海外出張にも行きました。畜産分野は4年間担当として働き、その分野を深く追求することができました。

□5年目〜現在:中国四国支所 編集担当
 広島市を拠点に、中国地方5県の農業情勢を取材しています。たまに四国へも取材に行くこともあります。中国四国地方は離島が多く、取材でめぐる瀬戸内海の風景は最高です。

―――特に印象深かった仕事は?

 トラックドライバー不足による、島根県産花きの物流問題を取材したときのことです。花きは物量が少なく単価も安いことから、市場への出荷を担う運送業者の撤退や変更が相次いでいました。
 同県で農産物輸送を手掛ける大手運送業者を取材した際、ドライバー不足や労働時間の規制強化など、運送業者が抱える様々な問題を目の当たりにしました。運送業者への取材自体が初めてだったこともあり、問題の重大さに衝撃を受けました。その問題が農産物物流の基盤を揺るがしていることも痛感しました。この話は全国どこででも起こり得る問題です。生産者が丹精込めて作った農産物を安定して出荷するために、今起きている問題を把握し、素早く報道することの重要性を改めて確認しました。

―――学生の皆さんにひとことお願いします。

 学生時代はたくさんの人に会い、話すことをお勧めします。就活で悩んだ時も相談できるような相手が見つかるといいですね。また、後悔のないように日々を過ごしてください。就活中は、たくさんの企業のエントリーシートを提出し、面接を受け、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。それでも、目の前のことに全力で臨んでください。
 私は、日本農業新聞のエントリーシートを締め切り2日前に書き上げ、速達で出しました。余裕を持つことも大事ですが、あのとき諦めなくて良かったと心から思っています。

広告営業を通じて農家と広告主の架け橋に

北海道支所・広告担当

2020年4月 公開

 本紙が扱う広告媒体の営業に携わっています。広告を通じて広告主の問題解決につながるような提案を心がけています。
 実家が農家で、農学系の大学で学んだこともあり、将来も農業に関わる仕事をしたいと考えていました。アルバイト先の農家が、毎朝30分以上かけて熱心に日本農業新聞を読んでいるのを見て興味が湧き、エントリーしました。
 また、実際に選考が進む中で、人事部の方々とお話をする機会があり、他社にない、とても暖かい雰囲気に触れたことで入社の意思を固めました。

―――いままでどんな仕事をしてきましたか?

□1〜2年目:広報局 広告部
 1年目は生産資材グループに配属され、農機具会社や照明会社、青果仲卸を担当しました。社会人としての常識や仕事の基礎を身に付けるとともに、最新農機や、防除用LEDなどの農機具を学べたことは、以後の営業トークの大きな助けになっています。
 2年目からは通販書籍グループに移り、出版広告を担当しました。広告獲得のため、こまめなクライアント訪問や新規開拓など、「足で稼ぐ」営業に打ち込みました。また、出版不況の中でも売れる本を出し続ける出版社から、マーケティングについて貴重な学びを得ることができました。

□3年目〜現在:北海道支所 広告担当
 北海道版広告スペースのセールスを中心に、WEB広告や直売所向けフリーペーパー「フレマルシェ」の広告営業も担っています。

―――特に印象深かった仕事は?

 北海道支所に赴任後、建築会社が牛舎を販売するとの情報をキャッチし、新規で広告提案を行いました。広告主にとっては新しい分野に挑戦する勝負どころだけに、訪問するたびに農業や業界について多くの質問を受けました。その際は、過去の掲載記事も参考に農業専門紙の担当としてきちんと答えるように努めました。
 数か月かけて何度も訪問を重ねて関係を築いた結果、広告出稿が決まりました。広告が紙面に載った後、広告主から「〇億円の発注があったよ。だまされたと思って信じてよかった。流石は日本農業新聞だ」とお褒めの言葉を頂いた際には、思わずガッツポーズをしてしまいました。
この際の「広告は農家などの読者と広告主を結び付ける、やりがいある仕事だ」と再認識できた経験が、日々のモチベーションになっています。

―――学生の皆さんにひとことお願いします。

 就活中は、欠点も含めて「自分」としっかり向き合う必要があるため、時には自己嫌悪に陥ることもあるかと思います。今振り返ると、一人で思い悩むよりも、興味がわいた会社に足を運んで働いている方の話を聞き、具体的なイメージを膨らませる方が役に立ったように思います。
 自己分析だけで適性を判断せず、普段よく人から頼まれることや、褒められた長所を会社や仕事選びに取り入れると、後悔も少ないと思います。


ウェブサイトのリニューアルで広報活動に貢献

事業開発部・営業担当

2020年4月 公開

 日本農業新聞が運営する「アナザー・スタッフ」で、サイトリニューアルの営業担当をしています。アナザー・スタッフでは、全国各地のJA組織を対象に、ウェブサイトの制作、サーバ管理、運営サポート等のサービスを提供しています。最近では、TwitterやInstagramで展開するSNSキャンペーンに関する相談も増えています。
 学生時代はマスコミ業界に関心があり、新聞・テレビを中心に応募していました。世の中を大きく変えるより、何かに向けて頑張っている人のことを伝えたいと考えていました。農業専門紙だからこそ伝えられる情報があると思い、当社を志望しました。

―――いままでどんな仕事をしてきましたか?

□ 1年目:業務局 販売管理部
 全国各地の新聞販売店に届ける新聞部数の管理などを行っていました。

□2~6年目:東北支所 業務担当
 本紙の購読者を増やすために、イベントや販売施策を考える仕事を担当していました。宮城県仙台市内の事務所を拠点に、岩手県や秋田県、山形県、福島県の担当を務めました。

□6年目~現在:広報局 事業開発部 eメディアグループ
 「アナザー・スタッフ」の営業を担当しています。また、毎年開催している「インターネット活用セミナー」の事務局も担当しています。

―――特に印象深かった仕事は?

 リニューアルサイトの公開後に、「良いサイトを作ることができた」と反響をいただいた時、やりがいを感じます。ウェブサイトのリニューアルはデザインもこだわりのポイントですが、特に重要なのは目標設定です。「直売所の売上増加を目指す」、「農産物のブランディング」など、リニューアルの目的はJAによって様々です。要望に沿ったウェブサイト制作ができるよう、丁寧にヒアリングすることを心がけています。若手でも責任ある仕事を任せてもらえるのも当社ならではだと思います。

―――学生の皆さんにひとことお願いします。

 就職活動は様々な企業から評価される場であり、自分自身も相手の企業を評価する場です。私が当社の採用試験に臨んだとき、緊張せず面接を受け、とても話が弾んだことを覚えています。楽しく面接を受けられた、というのも入社の決め手のひとつになっています。皆さんも就職活動を通して、企業を評価してみてください。

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